昨年末よりしばらくブログのシステムに不具合が生じ、なかなか更新ができませんでしたが、2022年1月12日、
取りあえず新たなシステムへの移行が完了いたしました。
現時点ではいくつかの不具合が未だ修正できていませんが、
時間をかけてよりよいものにしていく予定です。
今後も、幅広い話題を深く掘り下げ、みなさまの応援を励みに、楽しいブログにしていきたいと思っています。
トップのバナーからブログに移行できます。
2022年1月、食と健康の専門誌であるNew Food Industry 誌に、
中山博士の論文が掲載されました。
New Food Industry 誌のホームページから抄録を読むことができます。
より詳しい内容は、「大豆麹乳酸菌発酵液の機能性」の中の
「その他の研究結果」からどうぞ!
さらに詳しい内容を知りたい方は、
どうぞNew Food Industry 誌のホームページにアクセスし、
ご購入をお願いします。
左はNFI誌の表紙です。
右は論文の表紙です。
要旨は英文ですが、本文は日本語で書かれています。
大豆麹乳酸菌発酵液の高い抗酸化能の主体が
8-ヒドロキシダイゼインであることを証明し、
その高い抗酸化能と細胞保護作用を
試験管レベルと細胞レベルの実験で検証しました。
8-ヒドロキシダイゼインは
大豆イソフラボンの一種であるダイゼインが
麹菌によって転換されて生じる物質です。
2021年11月8日、神奈川県新横浜駅前の新横浜グレイスホテルにおいて、中山博士による講演が行われました。
今回は、
昨年より世界的に猛威を振るうコロナウイルスをテーマに、
ウイルス感染に対する免疫系の重要性についてお話しました。
始めに、ウイルスと細菌の違いやコロナウイルスの構造についての説明があり、
引き続いて自然免疫と獲得免疫の違い、
全身免疫と粘膜免疫や腸管免疫学との違いについて解説しました。
コロナの初回感染において真っ先に働くのは、
自然免疫と呼ばれる防御システムです。
パターン認識受容体と呼ばれるアンテナでコロナの進入を認識した免疫細胞は、
1型インターフェロンなどの分泌を通してコロナの増殖阻止に向けて働きます。
従いまして、コロナワクチン未接種の場合、
自然免疫系の強化がコロナの感染防御にとって最も重要となります。
また一方で、コロナウイルスのように気道感染をするウイルス感染症においては
鼻腔や口腔、あるいは気管や気管支の粘膜上に存在するリンパ組織が
免疫発動に対して重要な役割を果たします。
これらの粘膜上のリンパ節において
マクロファージや樹状細胞などの抗原提示細胞によって捕捉されたコロナウイルスは処理され、
感染した細胞を除去する働きをするキラー細胞や
粘液上でコロナを絡め取る役割をするIgA抗体を作るB細胞などが増殖します。
すなわち、獲得免疫が発動します。
分泌型IgA抗体は粘液中に分泌されますので、
コロナのような気道感染型のウイルスに対して
いわば水際での進入阻止に働くこととなります。
従いまして、分泌型IgAを誘導することが
コロナの感染阻止にとっては非常に重要です。
粘膜免疫系は腸管免疫とも密接な関係を持ち、腸管免疫で獲得された抗原認識能は、
鼻腔や気管の粘膜においても共有されます。
従いまして、
乳酸菌のような免疫系を強化する食物を
摂取することにより、
気道の粘膜免疫系をも強化できる可能性が
あります。
乳酸菌は死菌体でも免疫系、特に自然免疫系を強化する働きがあります。
また、自然免疫系の強化はワクチン接種の効果を高めることにもつながります。
いわゆるアジュバンド効果です。
現行の注射型ワクチンは分泌型IgAを誘導する能力はありません。
分泌型IgAを誘導するのは粘膜免疫系です。
つまり、分泌型IgAを誘導するには、鼻やのど、あるいは腸管の粘膜免疫系を活性化する必要があります。
従いまして、分泌型IgAを誘導することのできる経鼻~経口型のワクチンの速やかな開発が望まれます。
訃報をお伝え申し上げます。
腸内細菌学の世界的権威にしてバイオジェニックス健康法の生みの親、
光岡知足博士が、
2020年12月29日、老衰のため永眠されました。90歳でした。
先生は、学術の世界のみならず、
バイオジェニックス研究会の会長として、
弊社においても多大なるご貢献をされてこられました。
ここに、心からの哀悼の意を表します。
光岡先生、安らかにお眠り下さい。
2018年の米寿記念講演より
10月24日、茨城県取手市ウエルネスプラザにて、中山博士の講演会が行われました。
2019年10月24日、茨城県取手市の取手ウエルネスプラザにおいて、
中山博士による講演が行われました。
今回は、
食由来の機能性物質を網羅する言葉である「バイオジェニックス」をキーワードに、
最近の研究から得られた新知見をもとに、
大豆麹乳酸菌発酵液由来物質の新たな可能性についてご紹介しました。
今回は
スーパーヒドロキシイソフラボンや
乳酸菌菌体を形作る種々の機能性物質に注目し、
比較的高度かつ専門性の高い講演内容となりました。
特に、乳酸菌菌体を構成するタイコ酸やリポタイコ酸、糖鎖など、
一般的にはいまだ耳慣れない響きをもつ物質にも多く言及し、
今後、
世界的な注目が集まると考えられるこれらの機能性物質について、
熱心な説明が行われました。
また、
乳酸菌が胃や腸で消化されることによって
これらの菌体由来の機能性物質が消化液中に抽出される結果、様々な機能性を発揮する可能性があることが
研究データによって示されました。
最後に、将来的なバイオジェニックスの優位性を指摘して、
1時間半にわたる講演を締め括りました。
「生体の科学」2019年 9-10月号において、中山博士による
東京大学名誉教授、光岡知足博士のトリビュートが掲載されました。
医学専門書の出版社、医学書院より隔月発行される専門誌、
「生体の科学」今月号において、
中山博士による光岡知足東大名誉教授のトリビュート(賛辞文)が
掲載されました。
「生体の科学」今月号(Vol.70 No.5 2019 Sep.-Oct.)では
「現代医学・生物学の先駆者たち」と銘打った特集号を組み、
細菌学の先駆者の第一人者として、
腸内細菌学の世界的権威である光岡知足博士を選んでおります。
中山博士による熱のこもったトリビュートにご興味のあるかたは、
是非、ご購入されてご一読されることをお勧めいたします。
ご購入は、もよりの書店、あるいは医学書院までお問い合わせ下さい。
9月19日、(財)浅間リサーチエクステンションセンター(AREC)様主催の
第216回リレー講演会において、中山博士が講演を行いました。
2019年9月19日、財団法人 浅間リサーチエクステンションセンター(AREC)様のご依頼により、
上田市の信州大学繊維学部キャンパスにおいて、
中山博士が講演を行いました。
この講演は、上田市周辺地域の様々な分野にわたる
企業や研究所から講師を招いてリレー方式で講演を行うという主旨のもと、毎年数回開催されます。
今回は喜源バイオジェニックス研究所の他に、
長野県工業技術総合センターの大澤氏ならびに
(株)産直新聞社の毛賀澤氏が講演されました。
演題は「発ガン物質に対する乳酸菌の抑制メカニズム」です。
喜源バイオジェニックス研究所ならびに大豆麹乳酸菌発酵液の
簡単な紹介に始まり、
環境由来発ガン因子の研究の歴史~環境由来発ガン因子の例~
近年の研究動向などを紹介した後、
赤身肉の高温調理により発生する強力な発ガン物質である
ヘテロサイクリックアミンならびに乳酸菌の抗変異原性について
より突っ込んだ解説を行いました。
熱演中の中山博士!
多少緊張気味です。
焼き肉やBBQなどに代表される高温調理により、
赤身肉中にはヘテロサイクリックアミンと呼ばれる
強力な発ガン物質が生じる危険性が指摘されています。
また、加工肉中には亜硝酸塩が、
燻製肉中にはベンゾピレンが、ごく微量ですが、
検出される場合があります。
最近の疫学調査において、
赤身肉と加工肉が大腸ガンの発生に寄与している可能性が
報告されました。
喜源バイオジェニックス研究所は、
乳酸菌を摂取することにより乳酸菌菌体から消化液中に
ヘテロサイクリックアミンに対抗する物質が溶出されることを
昨年の乳酸菌学会にて報告いたしました。
乳酸菌は生きている必要が無く、むしろ、
消化液によって消化されて機能を発揮する、というお話です。
生きていなくても効果のある乳酸菌、
それが バイオジェニックス乳酸菌 です!
7月13日、日本乳酸菌学会2018年度大会にて、岡田研究員が学会発表を行いました!
猛暑の7月13日、東京都世田谷区の東京農業大学世田谷キャンパスで行われた「日本乳酸菌学会2018年度大会」にて、喜源バイオジェニックス研究所の岡田拓也研究員が研究発表を行いました。
演題は「乳酸菌菌体の塩懸濁液中に観察されるヘテロサイクリックアミンに対する抗変異原性と菌体の吸着性との関係」です。
詳しい内容に関しては情報誌「生きる喜び」の中で今後述べる予定ですので、ここでは取りあえず発表の事実を取り急ぎご報告いたします。
また、ホームページの「その他の研究結果」にても、今後ご紹介の予定です。
写真は、左から菅佐原講師、岡田研究員、中山社長です。
小冊子 「乳酸菌生成物質BIOジェニックス~大豆麹乳酸菌発酵液のパワーの秘密~」の改訂版が発刊されました!
株式会社喜源バイオジェニックス研究所社長である中山雅晴博士の著作、
乳酸菌生成物質 BIOジェニックス~大豆麹乳酸菌発酵液のパワーの秘密~の改訂版が、このほど発刊されました。
マンガ 「腸と腸内細菌の超能力」が発刊されました!
株式会社シンカより、
「腸と腸内細菌の超能力」と銘打ったマンガ冊子が発売されました。